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外傷性刺青(外傷性タトゥー)とは?|治療と保険適用の可能性について|すけがわクリニック|福島県いわき市

[2026.01.29]

外傷性刺青(外傷性タトゥー)とは

交通事故や転倒、スポーツ外傷などで皮膚に砂やアスファルト片が入り込み、黒い点状の色が残ってしまうことがあります。
これを**「外傷性刺青(がいしょうせいしせい)」**と呼びます。

一般的なファッションタトゥーとは異なり、怪我に伴って生じる皮膚異物残存の状態です。


なぜ黒い色が残るのか?

外傷時、皮膚の深い層まで異物(砂、アスファルト、鉛筆芯、火薬片など)が入り込むと、体外へ排出されにくくなります。
その結果、時間が経っても黒い点状〜斑状の色素沈着として残ります。

よくみられる原因としては、

✔ 自転車・バイク事故
✔ 道路での転倒
✔ 花火や火薬が弾けて皮膚に当たる事故(夏に多い)
✔ 鉛筆が刺さる(学生でよくみられます)

などが挙げられます。


美容面だけでなく、心理的な負担にも

外傷性刺青自体は身体に害を及ぼすものではありませんが、

・顔面
・手背
・前腕
・下肢

など露出部に残る場合、見た目の問題や事故の記憶が残ることによる心理的負担につながることがあります。


外傷性刺青はこどもにも多い

外傷性刺青は大人だけでなく、こどもにも多い疾患です。

自転車やキックボード、運動中の転倒、校庭の砂利による擦過傷、花火や鉛筆の事故など、日常的な場面で受傷することがあります。

こどもの場合は、

✔ 肌が新しく再生しやすい
✔ 夏場は露出機会が多い
✔ 友達に指摘されやすい

といった理由から、見た目の問題で相談されることが非常に多いのも特徴です。

実際に当院でも、学童〜中学生のお子様の受診が多い傾向があります。


保護者の方が気づきにくい理由

受傷直後は擦り傷や打撲に見えるため、

「そのうち薄くなると思っていた」

と様子を見るケースが少なくありません。
しかし異物が皮膚内に留まっている場合、自然に消えず残ることがあります。


治療はレーザーが主体

外傷性刺青の治療は、異物が皮膚の深層にあることが多く、外科的切除よりもレーザー治療が適しています。

当院ではQスイッチルビーレーザーによる治療が可能です。

レーザーは黒色に反応する波長により異物を破砕し、徐々に排出させます。
異物の量や深さにより、複数回照射が必要となることがあります。


実は“保険適用”になるケースがある

ここが非常に重要で、意外と知られていません。

外傷性刺青は怪我に伴う皮膚異物残存として扱われるため、状況によっては健康保険でレーザー治療が適用されることがあります。

保険適用となる可能性がある例:

✔ 交通事故
✔ 転倒による怪我
✔ 火薬・花火による受傷
✔ 労災・自賠責が関与するケース

事故後の後遺症として扱われる場合がある点が特徴です。


重要なポイント:まず診断が必要

患者さん自身は、

「タトゥーみたい」
「黒いアザが残った」

と表現されることが多いですが、医師が診察すると異物性の色素沈着と診断されることは少なくありません。

見た目が似ていても、原因が“外傷かどうか”で取り扱いが大きく変わります。


まとめ

外傷性刺青は聞き慣れない病名ですが、

✔ 実は治療できる
✔ レーザー治療が有効
保険適用になる可能性がある

という重要な特徴があります。

事故後に黒い色素が残ってしまった方は、
放置せず一度ご相談ください。

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