ばね指の手術
こんにちは。
今回は、発症頻度の高い「ばね指(弾発指)」についてご紹介します。
◆ 形成外科専門医は、実は“手の外科”も得意です
形成外科と聞くと、美容外科や傷跡の治療をイメージされる方が多いかもしれませんが、実は手の外科も専門分野のひとつです。
これまで私は、
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手の外傷、骨折
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切断指の再接着
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腱や神経の縫合
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手の再建手術
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腫瘍切除
など、数多くの手の外科手術を行ってきました。こうした経験を活かして、地域の皆さまの「手の悩み」にも専門的に対応しています。
◆ ばね指とは?
ばね指は、指を動かす際に引っかかりや痛みを感じる症状で、特に朝方に強く出やすいのが特徴です。腱と腱鞘(けんしょう)の間で炎症が起こり、腱の動きがスムーズでなくなることが原因です。
・指がカクンと音を立てて動く
・曲げた指が伸ばしにくい
・押すと痛みがある
などの症状がある方は、ばね指の可能性があります。
◆ ばね指の治療方法
初期の段階では、以下の保存的治療で改善することもあります。
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安静
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ストレッチ
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ステロイド注射
しかし、症状が改善しない場合や、再発を繰り返す場合には手術が有効です。頻回のステロイド注射は腱断裂の原因にもなるため、再発時には手術をおすすめしております。
◆ 当院では日帰り手術が可能です
当院では、局所麻酔による日帰り手術を行っております。
ばね指の手術は「腱鞘切開術」といって、狭くなっている腱鞘を切開し、腱がスムーズに動けるようにするものです。
傷も小さく、手術時間は10〜15分程度。術後はその日のうちにご帰宅いただけます。
◆ ご相談はお気軽に
「朝になると指が痛くて動かしにくい」「指が引っかかる感じがする」などのお悩みがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
形成外科専門医が、症状やライフスタイルに合わせた最適な治療をご提案いたします。