福島県いわき市のすけがわクリニックでは、手外科の診療を行っております。

手外科は形成外科・整形外科の両方の診療科にまたがる領域であり、当院では主に手・指の診療を行っています。
レントゲン撮影も可能であり、外来診療が可能な範囲で診療を承っております。
手首～肘～上腕の骨折治療は整形外科受診をお願いしております。

手外科の診療内容

• 外傷
• 腫瘍（グロムス腫瘍、粘液嚢腫、ガングリオンなど）
• 手指の瘢痕拘縮形成手術（傷跡のひきつれ）
• ばね指、腱鞘炎
• ドュケルバン病
• 変形性関節症（へバーデン結節、ブシャール結節）
• 母指CM関節症
• 爪の異常

外傷

刃物での切創や機械での圧挫創など、手指をケガすることは日常生活でよく遭遇します。
手指には、神経、血管、腱、骨など重要なものが多く、形成外科専門医による診察・処置が必要です。
クリニックで対応可能なものはできる限り診療を行っていきますが、損傷の程度によっては、総合病院へ紹介させていただく場合があります。

腫瘍

グロムス腫瘍

爪の下、爪の付け根あたりの痛みを伴う腫瘍です。
爪を押すと強い痛みが出たり、爪甲の変形の原因となる腫瘍で、日常生活にも支障をきたします。
局所麻酔での手術で摘出が可能です。

粘液嚢腫

指の関節（特にDIP関節）あたりにできる半透明のぷっくらした腫瘤です。
ゼリー状の液体が出ることもあります。変形性関節症に伴い発生します。
局所麻酔での手術が可能です。
原因となっている骨棘、関節滑膜の切除を行う方法で手術をしております。
爪変形を伴っている場合の治療も可能です。

ガングリオン

手の甲や手首にできる、関節や腱鞘を発生母地とする腫瘤です。
穿刺吸引による対症療法が基本ですが、状態により局所麻酔での手術も可能です。

指の瘢痕拘縮形成手術（傷あとのひきつれ）

関節部分にできた傷あとにより指が十分に伸びないなど、拘縮（ひきつれ）で生活に支障をきたしている場合、手術で解決できる場合があります。
形成外科の手技（Z形成術、Ｗ形成術、皮弁形成術、植皮術）を使って手術を行います。

変形性関節症（へバーデン結節、ブシャール結節、母指CM関節症）

加齢、更年期障害など原因は様々です。
テーピング、ステロイド関節内注射、内服、漢方などにより症状の緩和を図ります。

ばね指、腱鞘炎、ドケルバン病

労働、加齢、女性ホルモンなど原因は様々です。
ストレッチ、内服、漢方、ステロイド腱鞘内注射、手術により治療を行います。
ステロイド注射は頻回となってきますと腱断裂のリスクが高まるため、手術加療を早期に行うことをお勧めしています。