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耳垂裂、立ち耳

耳の形の異常、耳にできた腫瘍、ピアス穴の感染など外耳の治療は形成外科にご相談ください。

形成外科で治療ができる耳のトラブル

  • 耳の形の異常:耳垂裂、立ち耳、スタール耳、埋没耳、小耳症など
  • 副耳
  • ピアス穴のトラブル:感染、ケロイドなど
  • 耳介血種、耳介偽嚢腫

耳の形の異常

耳の形態異常には、耳垂裂、立ち耳、スタール耳、埋没耳、小耳症など様々な変形があります。
耳の形態は生まれつき変形が伴うことが多く、乳幼児期には矯正治療が有効な場合があります。
矯正可能な時期を過ぎている場合は、手術による治療となります。

当院で治療が可能な耳の形態異常は下記のものがあります。

耳垂裂

耳垂裂とは、耳たぶが裂けてしまった状態のことです。
耳垂裂は生まれつきのもの(先天性耳垂裂)と、ピアスを引っ張られるなどの外傷により発症するもの(外傷性耳垂裂)に分類されます。

耳垂裂の治療

先天性、外傷性いずれの耳垂裂も手術による治療が必要です。
ピアスによる耳垂裂治療は保険適用外となります。

手術は局所麻酔で30~60分程度となります。
裂けた部分を単純縫合すると、縫合した傷の下の方がくぼみやすいため、Z形成術、W形成術などの形成外科的手技を追加して縫合を行います。

立ち耳

側頭部と耳介の角度が30度以上である場合を立ち耳といいます。
生まれつき耳介の折れ曲がりが弱く、カップ状になって、耳が正面を向いて立っているようにみえる状態です。
マスクや眼鏡がうまくかけられないなど生活に支障きたすことがあります。

立ち耳の手術治療

手術は局所麻酔で片側60分程度となります。
耳介後面を切開し、耳介軟骨の後面を剥離します。
耳介軟骨に糸をかけて軟骨を矯正します。

スタール耳

耳の上部に余分な軟骨の隆起が形成され、とがった状態にみえる変形です。

スタール耳の手術治療

手術は局所麻酔で片側60分程度となります。
変形の程度により手術方法を検討していきます。

埋没耳

耳の上部が側頭部に埋まっている状態です。
手で引き出すことができますが、離すと元に戻るのが特徴です。

埋没耳の手術治療

手術は局所麻酔で片側60分程度となります。
変形の程度により手術方法を検討していきます。

*耳の形態異常は幼少期に治療することも多いです。
幼少期の手術治療は全身麻酔が必要となりますので、総合病院へ紹介させていただきます。
局所麻酔で手術ができるご年齢の場合、当院でも治療が可能です。

合併症

  • 腫脹
  • 疼痛
  • 発赤
  • 出血
  • 血種
  • 感染
  • 創傷治癒遅延
  • 創離開
  • 皮膚潰瘍
  • 皮膚壊死
  • 軟骨炎
  • きずあと(肥厚性瘢痕、ケロイド)
  • 拘縮
  • 感覚障害
  • 再発(後戻り)
  • 左右差
  • 糸の露出 等

ピアス穴のトラブル

ピアス穴の感染やケロイドは形成外科での治療がおすすめです。
ピアス穴の感染で、特に軟膏に開けたピアスは化膿すると軟骨にも炎症がおよび、疼痛が非常に強くなります。
皮膚感染症の治療が得意な形成外科での治療が望ましいです。
切開ドレナージ、抗生剤加療などが必要となります。

耳介血種、耳介偽嚢腫

耳介に外力が加わることで血腫が形成されることがあります。
原因は柔道やレスリングなどのスポーツ、インカム、くせでこする、掻くなどによるものが多いです。
血腫を抜くだけの処置では再発することが多く、一定期間の圧迫固定が必要となります。
ガーゼと縫合糸を用いて圧迫固定をする処置を行います。

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